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鉋台打ち後編
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刃口の仕上げ
鉋刃が鉋台の刃口付近に近づくと、鉋刃は木端返しに当たる場合があります。この時は、刃口の位置を台尻側に少し下げ、この段階で口を切ります。
切りすぎると、刃口が鉋を使う最初から広くなり、逆目が止まりません、慎重に口を切って行きます。
なぜ木端返しに刃が当たるのかと言うと、鉋刃の耳を落とした時耳の先をつぶさないからです。つまり耳が鑿の役目をして、鉋台の押さえ溝の仕込み勾配の部分を切っているため、仕込み勾配がほんの少し寝る状態になるのです。
こうなるのを見込んで、仕込み勾配は若干立て気味にしるしを付けます。
鉋台を耳で削ると良くないと思われるかもしれませんが、鋸を挽く場合左右の鋸がねじれずに、完全に平行に挽けているとは言えません。
そこで、この左右の差を鉋刃の耳で同時に左右の耳を削るのです。
鑿一差しで、片出になってしまう場合もあります。
左右の押さえ溝の仕込み勾配を合わせるのは大事です。
それと鉋台の口を下げる事で、木端返しと刃口を鑿で整形する事ができ、刃口も極小さく仕上げることが可能です。
大工道具の曼陀羅屋について
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店主は建具職人歴12年、その後独立して無垢の家具製作と大工道具の販売の二束のワラジを履いて25年以上になります。
実店舗を持ち、実際のご来店の方には商品を手に取って頂きお買い物ができるようしています。
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