青砥は主に京都の丹波地方で取れる天然砥石です、天然砥石の中砥石に当たり粒度的には#2000番、研ぎ傷も浅めで包丁などはこれで仕上げる事もあります。
大工道具の中砥と仕上げ砥石の間に研ぐと仕上げが楽です。以前聞いた話ですが、ある大工さんが現場に仕上げ砥石を持って行くことを忘れこの青砥を力を抜いて研ぎ、鉋の仕上げに使ったそうです。杉のシラタは無理にしても力を抜いて研げば桧は仕上げる事はできるそうです。
天然砥石の青砥は、合わせ砥石の板目取りとは逆の柾目取りの石です、合わせ砥石より割れやすいですのでタコ糸を下から巻き上げ上で止めます。次にサラサラに薄めたカシュウで青砥を塗り固める事を何度も行い乾燥させます。青砥を使って減って行きタコ糸に引っかかりそうになると一段づつはずして使います。
形状が悪い場合はタコ糸が巻けませんので、木綿などをカシュウで巻いて固めます、上から数ミリカッターを入れ、木綿を外し使ってください。
青砥は、小さいひび等がありますが、性質上ご了承ください現在の青砥として標準的な硬さです 長さ225ミリ×幅65ミリ×厚み60ミリ。
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