大工道具として使用する巻金は、白柿と組み合わせて材料に直角に罫書く大工道具です。曲がり尺は墨差し鉛筆などで印を付ける時に使用します。
曲尺と違いは、巻金の竿は短く材料が曲がらぬ厚みで二番目画像の目盛りと比べればその厚みが分かります。白柿はその片刃の性質から、左に曲がろうとします。そんため巻金にピッタリ沿って罫書く事ができます。
大工さんが使う薄い曲尺では白柿の定規に沿う力に負けて、罫書く筋が曲がってしまいます。巻金は曲がらないように厚くできた道具で、この厚みは大事な直角の精度が狂いにくく出来ています。
梅田度器は木工雑誌ウッディーライフ(現廃刊)27号の「越後の大工道具職人」でメジャーな定規メーカーを退け、掲載された定規メーカーでその信頼性は高いです。仕上げは光の反射の少ないシルバー仕上げで、ステン仕上げの光る仕上げより見やすい色です。
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下記画像は巻金を使用している画像です。左手親指で、巻金を材料にぴったりくっつけています。左手の二本の指で動かないように押さえています。このように巻金は、正確に直角な印を付けるために必要な道具です。指物的レベルの木工をされる方には、必ず必要です。他の大工道具のスコヤや、曲尺と違います。
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