播州三木産の繰り小刀で刃の長さは4寸5分になります、当曼陀羅屋の小刀コーナーの坂光よりもワンサイズ小さいサイズセンチで言いますと135ミリです。
小刀類は大工道具の中では基本的な道具鉋や鑿などで加工できないような部分や、曲面をフリーハンドで削り上げる部分に使います。私も繰り小刀は右と左を対で揃えています、フリーハンドで使う道具は機械で加工できない部分を削るには必要です。
だいぶ問屋さんの倉庫に眠っていた物で少数の限定入荷です。鞘は朴材で銅線を巻き補強されています。表面のには槌目の模様が施されています。製作されて時間が経っていますので、刃物で言う締まりつまり時候硬化の作用も出ているでしょう。
時候硬化とは、焼き入れは70パーセント以上鋼の部分に焼きが入っていれば切れる刃物と言いますが
焼きが入っていない部分が次官の経過と共に焼きが入った組織に変わっていくと言う作用です。大工道具箱に眠っている鉋や鑿でも、忘れた頃に引っ張り出してみると、切れないと思っていた刃物が切れるようになっている事があります。
敏光繰り小刀の販売価格
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