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大工道具に使う鋼材
日本で作られる大工道具は鉋、鑿などの打ち刃物は、主に炭素鋼(JIS規格、SK鋼)や、特殊鋼(JIS規格、SKU鋼)などが使われています。
特に鉋では日立金属の青紙鋼(特殊鋼、JIS規格、SKU鋼)が使われています
最近は、大工さんが造作で使う鉋にはハイス鋼の硬度を下げた鋼などが使われています。
硬度を下げる理由は、硬すぎて、刃を手で研ぐ場合砥石で研ぐと時間がかかるのです
鑿は、日立金属の白紙鋼が多く、青紙で鑿を作る鍛冶屋もいる
他の打ち刃物も、青紙鋼や、白紙鋼を使い、鋸は日立金属の黄紙鋼などを使っている。
下記の表の他にも、玉鋼、スウェーデン鋼、東郷鋼などがあり、この表には代表的な鋼材を掲載しています
元素説明
C (炭素)
切味を出す根本元素であり、多すぎるともろくなる為一般に0.06〜1.40%程度の間になっている。硬さを特に必要な場合1.0%以上 となり、粘さんp必要な場合はそれより少なくすることです。
Si(ケイ素)
普通0.30以下としてありますが、多いことは禁物です。これが多いと刃先の曲げに耐える性能も悪くするし、火造りにもろさが出る。
Mn(マンガン)
1%I以上も有りますと常温加工も悪く、焼入れの際割れる恐れがあります。然し少量あると鋼の中のS(イオウ)の悪さを除く役目を果たします。
P(リン)
この元素も大工道具には有害で、特に低温に於いて、もろさをあらわします。炭素が多い程著しくなります。結晶粒で粗大にし、かたまり易く、衝撃にも弱くなり、加工の際亀裂を生じやすくなる等良質の刃物鋼には最もきらわれる不純物です。
S(イオウ)
この元素も非常に有害で、鍛錬性を悪くし、火造りの際はもろくなり伸びや絞り、大工道具の刃先にかかる衝撃にも耐えることが出来なくなる。
Cr(クローム)
この元素を若干添加された鋼の粒子が高温になっても粗くなるのを防ぐと共に焼きが硬く内部迄均一にはいりやすく切味、磨耗抵抗を著しく増します。これはまたタングステンと共に加えることにより、よりその効果が上がります。
W(タングステン)
この元素も大工道具の刃物鋼には良い効果を上げます。粒子が微密になり鉋の耐磨耗もよく焼入過敏性がないから焼きも入りやすく刃物としての高硬度と鋭い切味が得られます。
Mo(モリブデン)
タングステンと同じような効果があり、焼きが入り易く強靭になり、切味と耐磨耗性にも効果があります。タングステンよりも一層効果的な貴重な元素です。
Ni(ニッケル)
この元素も焼きが入り易く、強靭になり粘さを増す。又、粒子が大きくなるのを防いでくれる鉋鋼には貴重な存在です。
日立金属 安来鋼 成分表
青紙1号
C=1.40-1.20
Si=0.1-0.2
Mn=0.2-0.3
P=<0.025
S=<0.004
Cr=0.3-0.5
W=1.5-2.0
HRC硬度=60以上
青紙2号
C=1.20-1.0
Si=0.1-0.2
Mn=0.2-0.3
P=<0.025
S=<0.004
Cr=0.2-0.5
W=1.0-1.5
HRC硬度=60以上
白紙1号
C=1.4-1.2
Si=0.1-0.2
Mn=0.2-0.3
P=<0.025
S=<0.004
HRC硬度=60以上
白紙2号
C=1.2-1.0
Si=0.1-0.2
Mn=0.2-0.3
P=<0.025
S=<0.004
HRC硬度=60以上
黄紙2号
C=1.2-1.0
Si=0.1-0.2
Mn=0.2-0.3
P=<0.030
S=<0.006
HRC硬度=60以上
SK5
C=0.8-0.9
Si=<0.3
5Mn=<0.5
P=<0.030
S=<0.030
HRC硬度=59以上
大工道具焼きいれ温度
日立金属安来鋼の大工道具焼きいれ温度と方法
鋼材名
温度
方法
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青紙1号
780-830
水、油
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-
青紙2号
780-830
水、油
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-
白紙1号
760-800
水
-
-
白紙2号
760-800
水
-
-
黄紙2号
760-800
水
-
-
SK5
760-820
水
-
-
青紙スーパー
780-830
水、油
-
-
プレゼントコーナー
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店主は建具職人歴12年、その後独立して無垢の家具製作と大工道具の販売の二束のワラジを履いて25年以上になります。
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