価格をおさえた内丸鑿で無印としています。単品での販売で、組鑿としての販売はありません。
内丸鑿は木の表面をすくうように削る鑿です。凸面を彫る場合は平の鑿でも彫れますが、凹面を彫る場合はこの内丸鑿が必要になります。
一般的な追い入れ鑿と同じ長さです、画像に定規を添えていますが、レンズの加減で柄の方は長めに写っています。柄は赤樫が使用されています。
表面は錆止めのため、クリアラッカーが塗ってあります、剥がす場合はラッカーシンナーなどで剥がしてください
下記画像のような刃先の形をした鑿が内丸鑿で、すくうように彫ることができる特性がありますが、逆に言うと真っすぐに彫る事は難しく、外丸鑿との使い分けが必要になります。
曲面のRをきれいに研ぐには、そのサイズに合った溝を砥石に作ります。最初は平面の部分に粗い砥石の角を使い、V溝を直線に彫り、そのあとは、鑿をその上で研ぐと、次第にU形のその内丸鑿に合った溝ができます。中砥石はキングデラックス#1000などが良く、柔らかい特性でUの溝が作りやすいです。研ぎの途中で砥石の前後を入れ替えると左右対称の形の鑿に作り安でしょう。仕上げ研ぎも同じように作りますが、平面の砥石でも研げない訳ではありません。
使用の時合わせてお使い下さい
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