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木釘挽き鋸は打ち込んだ木釘・竹釘(ダボ)などを根元から切り落すのに使用する鋸です。
板の面に平らに当てるように鋸身を反らして使用するため鋸身は薄く仕上げています。
鋸身を板の仕上げ面にすりつけて使用するので、板面を傷つけないために目立ては無アサリです。
細心の注意を払うなら、無アサリと言えども、下に厚紙などを敷き込み、この鋸を使うべきです、なぜなら、切った跡がそのまま仕上げではないからです。私なら、紙一枚分ダボの出を残し、鑿で一突きする分残します。紙一枚残しと聞くと、難しそうですが、ハガキにダボの直径より少し大きい穴を開け、打ち込んだダボに通し、押さえて挽けば良いのです。
アサリがある鋸では切り口も粗く、通し込んだハガキもアサリのせいで削れてしまいますがこのアサリなしの鋸なら、切り口も綺麗で、通し込んだハガキも取り替えなくて済みます。その方がより綺麗に仕上がります。
細工木釘挽き鋸の販売価格
ダボ、木釘を打ち込む時は接着剤を使いますが、打ち込んで直ぐに水を付けたブラシで、はみ出した接着剤を取ってからこの鋸で、切り落としてください。
接着材が刃の隙間に詰まって、乾くと取れません。鋸の屑掃けが悪くなり、挽く事が重くなります。通常の木工ボンドは酸性で、鋸の錆びを早めます。又、使う前に、塗装OKタイプのシリコンスプレー(通常シリコンスプレーは不可)などを吹き付けておけば、トラブルを軽減できます。この製品は、木釘、ダボのために使い勝手を考えて作られた鋸です、各段に使いやすいと思います。
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