まだ機械が無い時代に、専門のホゾ穴を開ける穴屋大工が使っていた大工道具が穴屋鑿で、厚い桁や梁など構造材にホゾ穴を開ける作業で使います。
現在でも和風の建築を行う大工さんたちは深いホゾ穴を仕上げたり、機械加工が無理な部分をこの穴屋鑿を今でも使います。
軸、穂(刃)が通常よりもかなり長く、深いホゾ穴、通しホゾのホゾ穴を掘るのに適しています。
穴屋鑿は基本的に、立った構造材などに対し、横から打つように使う事はありません。軸が長いので横にすると重さでふらつきます。
伝統有る播州の鑿鍛冶、大内4代目の作の穴屋鑿の各サイズ 刃4寸、軸6寸、柄6寸
一般的な追い入れとの比較です。柄は叩き鑿より6寸です。鑿軸のヤスリ目はとても綺麗で真っ直ぐ通っています。下記画像は一般的な追い入れ鑿との比較です。
大工道具の曼陀羅屋について
店主は建具職人歴12年修行し独立して 無垢の家具製作と大工道具の販売の 二足のワラジを履いて25年以上になります。 長崎県佐世保市に実店舗を構え、ご来店の際には商品を手に取ってお買い求めできるようにしております。