鑿コーナー
鑿(のみ)は大工道具を代表する一つです。種類も多いですが、それだけ使用頻度も高い必要な道具です。
外れない切れ味の鑿(のみ)を種類ごとに各サイズ常時在庫、リーズナブルな組のみセットから銘工の品まで豊富に取りそろえています。
店主の私も実際大工道具を使い無垢材を使って家具を作りますが、その時に色々な鑿(のみ)を使います。そんな店主が取り揃えた品々です。
追い入れ鑿
一般的に鑿と言ったらこれを言う、大工造作、木工作業、長さ22〜23センチ。
播州三木の品で安価なが良く切れる鑿で丁寧な仕事が伺えます。
- 10本組 51700円 在庫有
- 3mm(1分) 4300円 在庫有
- 6mm(2分) 4300円 在庫有
- 9mm(3分) 4300円 在庫有
- 12mm(4分) 4350円 在庫有
- 15mm(5分) 4450円 在庫有
- 18mm(6分) 4700円 在庫有
- 24mm(8分) 5550円 在庫有
- 30mm(1寸) 5950円 在庫有
- 36mm(1寸2分)6600円 在庫有
- 42mm(1寸4分)7200円 在庫有
播州三木の歴史ある鑿鍛冶の五百蔵、黒仕上げと積層仕上げがあります。
(すけまるおいいれのみ)、新潟の名工助丸作の名の通った鑿で大工、木工家向き。
- 4分 6000円 在庫有
- 6分 6450円 在庫有
- 1寸 7500円 在庫有
- 寸2 7950円 在庫有
- 寸4 8500円 在庫有
安来鋼白紙より粘りのある安来鋼青紙鋼 黒裏白樫柄 桐箱入
- 10本組 入荷未定
- 3mm(1分) 5800円 在庫有
- 6mm(2分) 5800円 在庫有
- 9mm(3分) 入荷未定
- 12mm(4分) 5750円 在庫有 旧値
- 15mm(5分) 6700円 在庫有
- 18mm(6分) 6400円 在庫有 旧値
- 21mm(7分) 6870円 在庫有 旧値
- 24mm(8分) 7900円 在庫有
- 30mm(1寸) 8300円 在庫有
- 36mm(1寸2分)7800円 在庫有 旧値
- 42mm(1寸4分)8500円 在庫有 旧値
良く切れる伝統のある播州大内作、正確な裏透き、裏押し時の砥石、金板への乗りもよく、正確な裏が形成されています。
- 10本組桐箱入 122800円 在庫有
- 10本組紙箱入 118500円 在庫有
- 1分 10500円 在庫有
- 2分 10500円 在庫有
- 3分 10500円 在庫有
- 4分 10500円 在庫有
- 5分 10500円 在庫有
- 6分 10500円 在庫有
- 8分 入荷待 柄入中
- 1寸 14200円 在庫有
- 1寸2分 15700円 在庫有
- 1寸4分 17200円 在庫有
(たちもりさく) 木目模様。黒檀柄、手打ハカマ、槌目カツラ付き 青紙鋼のタフな切れ味
- 10本組 入荷未定
- 3mm(1分) 10000円 在庫有
評判の高かった高芝の流れを汲む、高道銘のがっしりした白紙2号の組鑿セット桐箱付
新潟県を代表する鑿鍛冶の一人の田斎作の組鑿、風雪より高いランクの品
- 黒仕上10本組 在庫有 価格お問い合わせ下さい
- 磨仕上10本組 入荷未定
色々な種類の鑿
普通の鑿では加工しにくい部分に有ると便利な鑿、正確に加工ができ作業がはかどります。
(きなりひらまちのみ)叩、く突く、木工作業の正確な作業に。応用性があり色々な作業に役に立ち、私も多用する頼りになる鑿。全長28センチ
- 桐箱入10本組 入荷未定
- 4分 13200円 在庫有
- 5分 13500円 在庫有
- 6分 13500円 在庫有
- 8分 入荷未定
- 9分 入荷未定
- 寸2 入荷未定
(うめきのみ)埋木、蟻、ダブテール。90度より小さい角度の角処理に使う鑿。この鑿を使うと穴の角処理が容易。
大内作
6寸丈で、4分5厘×4分5厘の作り、込栓を反対側から打ち抜くために使います。
深いホゾ穴の角は屑が溜まり易く取り除き難い、底のかき出しと仕上げに使う道具。
赤樫柄2分 4100円
入荷待
(くびきりのみ) 床張り鑿とも呼ばれ、柱をこの鑿で欠き取、床板を差し込むための品。本体に余分な出っ張りがない。
五百蔵作
- 3分 9000円 在庫有
- 4分 10300円 在庫有
大内作
- 3分 14500円 在庫有
- 3分5厘 14500円 在庫有
- 4分 14500円 在庫有
(わきざしのみ)鑿鍛冶田斎作、脇差は侍が常に携行する短い刀の方をさしの携帯用皮ケース付の鑿、各部の仕上げはグレードの高い仕上げ
黒木目仕上
- 8分 30500円 在庫有
- 9分 30500円 在庫有
- 5本組 177000円 在庫有
磨仕上
- 8分 21800円 在庫有
- 9分 21800円 在庫有
鎚目仕上
- 8分 21800円 在庫有
- 9分 21800円 在庫有
磨木目仕上
- 8分 32500円 在庫有
- 9分 32500円 在庫有
新潟三条の田斎作、大工職の刻みに使う鑿で名前の通り縦方向に使いホゾ穴側面の鑿立てなどに使用。皮製サック付。
- 赤樫柄、2寸5分 45500円 在庫有
- 赤樫柄、3寸 57500円 在庫有
- 価格お問い合わせください
播州三木の大内作の山蟻鑿です、軸周りはヤスリ仕上げ、裏はしっかりと平面が出ていますので、裏押しはしやすいと思います。
ハイス鑿
鋼に一般的な白紙2号や青紙2号を使わず、強靭なハイス鋼を使った鑿
薄鑿(突)
薄鑿は木成(きなり)鑿、突鑿とも言い、主に仕上げ工程で使います。仕上げ行程や造形の行程で使いますの叩いて使わずにで手の力で突いて使います。
鏝(コテ)鑿
蟻溝の中の仕上げや、溝の止める部分の仕上げなどへこんだ部分を削るのに便利。裏の部分を平面の材料部分に密着できますので、その特性を活かした色々な加工ができます。
外丸鑿

内丸鑿
中叩鑿
追入と叩の中間の長さがあり、半叩きとも呼ばれます。長さ、26.5センチほど 穂2寸5分、軸1寸5分、柄4寸5分。
叩鑿
叩き鑿(厚)は大工職の方が使う鑿、家の構造材を加工する時に使、長さは約3cm、穂9cm、軸6cm。
穴屋鑿
まだホゾ穴を鑿を使い掘っていた時代、厚い桁、梁を加工するために使った鑿で、専門の穴屋大工が使っていた鑿が現在でも和風の建築を行う大工さんたちは使っています。長さ、49センチほど、穂4寸、軸6寸、柄6寸
本突(差し)鑿
本突鑿(ほんつき)は、差し(さし)鑿とも言い、家の構造材ほぞ穴や継ぎ手の加工に使う。8分と1寸6分の二本組での販売が一般的。8分は面取り仕上げと蟻の仕上げ用に断面が三角の作りもある。
本突(差し)鑿

向待鑿
この鑿はホゾ穴掘りや深い穴開けに使うノミで、どれも太めの柄が付いています
- 刃先から口金まで上から見ると同じ幅で深い穴掘が可能。
- 主に指物師、建具職人が建具、家具作りに使います。
鍛冶屋ごとの鑿
銘工、千代鶴是秀型の鏝鑿。鋼材は新和鋼、手打ちハカマ、黒裏無塗装の鉄刀木の柄
鋼材は新和鋼と呼ばれる同氏のオリジナルブレンド鋼材、全体をヤスと銑を使い仕上げられている、その切れ味は最高峰の一つ
10本組
入荷未定
与板の鑿鍛冶、元寿舟弘作、手打ちハカマ、槌目カツラ付
(くにけいさく)三代池田慶郎作、 白紙2号炭焼入 代々受け継がれる鑿の技は変わらぬ切れ味が受け継がれています。
鑿の切れ味にほれ込み手放せない大工さんばかり、何年も待ってようやく手に入る鑿。現在はご予約できません。
鑿関連品
鑿を使う時に便利な商品です、どれも通常在庫をしています。長期に鑿を保存する時には、自作で木箱をお作り頂くことをお勧めいたします。
破れにくい皮鑿巻をご用意。叩き用は厚ノミ、中薄ノミ、中叩き、木成平待ノミなど長めが入ります。フタ付きのフタは、帆布でできていますので、強くかさばりません。大工道具箱の中に散らばりません
フタ付皮鑿巻
- 追入用 2350円 在庫有
- 叩き用 2900円 在庫有
カラー
- キャメル 1980円 入荷待
- パープル 1980円 在庫有
- ブルー 1980円 在庫有
- ブラック 1980円 入荷待
刺し子を使用したお粋な厚手の布製鑿巻で、黒と白があります。追入〜1尺長さの叩鑿まで入ります。
皮製鑿差し (かわせい、のみさし)
厚い皮で出来た鑿差し、形押ししてありますのでしっかり先まで入ります。1寸までと1寸4分までの入る2サイズがあります。太い腰ベルトに吊るす事が出来ます。
- 〜1寸用 1200円 在庫有
- 〜1寸4分用 1500円 在庫有
下り輪打 (さがりわうち)
(鍛造品)楽に下り輪を打ち下げる事ができる下り輪打を、是非お買い求め下さい。一個あれば一生物、全サイズのノミに使えます。
一個あれば全サイズの鑿の下がり輪(カツラ)が傷を付けずに外せます。
販売済や入荷未定品
販売が終わった品や入荷未定の品を下記に掲載。
鑿の使い方
組鑿(のみセット)の話
- 組ノミは、のみセットとも言い色んな言い方をしますが、大工さんなら予算が無い場合まずは6本組でも良いと思います。
- 将来的には、10本セットの組鑿、16本セットと言う様に銘がらは変わっても良いので、すべてのサイズを揃えられる事をお勧めしまうす。
- それはどんな仕事が依頼されても、すべての作業に対応できると言う、仕事に対する構でもあります。
- 技術的、精神的、そして道具的に鑿(のみ)を用意し、その時が来ても良い様にしておきましょう
鑿のサイズの選び方
- 組鑿でなくても、必要なサイズをご注文をお受けできます。追入ノミの揃えるサイズについては、大工さんならば、一揃いいると思います。
- アマチュアの方ならば、予算によっては必要なサイズを揃えられるのもよいでしょう。まず揃えるサイズは24〜36ミリの巾の広い追入鑿のいずれか1サイズ、巾の狭い6〜15ミリの間のサイズを2本ほど、最低3本で、お勧めは9ミリ、15ミリ、30ミリ。
- 次に買い足すならば、18〜42ミリの買わなかったサイズを追加、それと3〜15ミリの間で必要なサイズを追加後は必要に応じて増やして行きます。巾が広いノミより、狭い巾のノミがサイズ的に揃えなければなりません。
- 自分の設計によって、効率の良いサイズを選ぶ事も重要です。又、機械、電動工具を使う場合、隅々まで加工できない事があります、そんな時のため電動工具の加工サイズに合わせて揃えることもあります。
- 試し使いして掲載のノミは選んでいます高いノミを買ったが切れなかった、刃が欠けるなどのお話をお客様から時々お聞きしますがこの鑿なら切れます!!!
- 5厘(1.5ミリ)は曲がりやすいので、力の入れ過ぎにご注意ください
三つ裏についての質問と回答
質問
手柴さま、みんさんこんにちは。いつも楽しく拝見させていただいています。裏についてお尋ねしたのですが、鑿には、1枚裏や3枚裏などありますが、見た目以外に何が違うのでしょうか?3枚裏を使った事がないのでわかりません。見た目以外に何か、良いところ・悪いところってあるのでしょうか?
回答
こんにちはTさん、御返事おそくなりました。良いところは裏透きが分けてあるので、鑿の巾より狭いところを縦に突く場合裏透きが縦に残っているので安定して突けることでしょうか、、、ただ、材料に合った巾の鑿を使えばその場合問題はないのです。難点は、裏押しを重ねるうちに、一枚裏よりも、砥石に乗る面積が広くなり裏押しに時間がかかります。カッコ良い鑿が欲しい方は、意匠的に見た目が良い三つ裏をご注文なさる方もおられます。