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仕上げ砥ぎ-1
仕上げ砥ぎに移りますが、この仕上げ研ぎの最終段階になっても地金に傷が残るようなら、中砥石での研削作業の次に中間の研ぎに当たる砥石での研削作業を入れます。砥石は2000番程度が良いと思います。砥石の番手を上げすぎるとなかなか傷は取れません。
仕上げ研ぎの方法は上の画像のように2通りあります。
中砥での研削と同じように刃に直角に研ぐやり方と、右のように横研ぎをする方法のの2通りです。
この奥殿の石は研磨粒子の石英が細かく、角もまろやかなようで刃の艶も非常に綺麗に研ぎあがる石です。
研磨力も強いので名倉は使いません。おそらく名倉の方が粗いと思います。
お手持ちの砥石によっては名倉の併用をします。普通は名倉を使った方が研ぎ上がりは良いと思います。このような砥石を手に入れるのはなかなか難しいです。価格はと言えば大きさもかなり大きいので、かなりな金額と言えます。
硬めの石が良いですが、硬目の石は水を極少なく使うか、名倉で先に砥粒を先に出しておきます。
左右のどちらの研ぎにせよ、水はとにかく綺麗な水を使います。地金に光る傷が入れば、砥粒を洗い流し又最初から研ぎます。水の入れ物は1の画像にもある実験用洗浄ボトルをお薦めします。
力は抜き砥粒で研ぐように軽く持ちます。
長時間研ぐとこれがきついです。時間で言えば最低30分は研ぎます。
刃が砥石に吸い付き、持ち上がるぐらいは研ぎますが、持ち上がるからと言って研ぎ上がったとは言えませんので勘違いしない方が良いと思います。
刃先を顕微鏡で見ながら研ぎを確認しますが最終的には削って見ないとわからないように思います。
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