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台の製材と乾燥
鉋の赤樫台の産地は南九州産で丸太で買います。木によってはねじれなどが入った物もあり、そんな木を買うと全部がその性質の鉋台になりますので、充分注意が必要です。丸太の表面を見れば、ねじれが入っているか分かります。
製材は画像のように三丁取り、5丁取りと言うように、長いまま製材します。製材には立会って、年輪を見て、板目もしくは斑を見て柾目、追い柾になるように指示を出します。
樫は収縮が大きいので、巾で1.5cmぐらいは大きめに挽きます。反ったり、曲がったりするためで、厚みも厚めに挽きます。
製材後は急激に鉋台の乾燥が進み割れるのでシートをかぶせます、高い場所での乾燥は、屋根の熱気で鉋台に割れが走りやすいので控えます。
赤樫は白樫より割れやすく歩留まりが悪いので、 ゆっくり乾燥させるため鉋台は床に近い、風の通らないところにおきます。
場所を移す時は1本だけ、先に移し一月ほど様子を見て割れていないか見てからにします。割れたりしていらまだ早いと言うことです。
鉋台は三年以上の乾燥を終えた後、必要な長さに切り、更に乾燥させます。
長さに切る時も、まず1本切ってコグチに割れが入らないか見てみます。全部切るなら1月ぐらい後に切ったコグチの様子を見てからにします。
切った後は、割れを防ぐため、鉋台のコグチにクリヤラッカーなどを塗っておきます。使う時は、この部分だけ切り落とせば良いのです。塗ったまま使ってもかまいません。
その後、あらかた鉋台の形にするため四方を削り木作りし、さらに乾燥させ台打ちを待ちます。
大工道具の曼陀羅屋について
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店主は建具職人歴12年、その後独立して無垢の家具製作と大工道具の販売の二束のワラジを履いて25年以上になります。
実店舗を持ち、実際のご来店の方には商品を手に取って頂きお買い物ができるようしています。
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