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鉋、台打
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墨付け-1
まず木表を鉋台下端にして、刃口を切る位置を決める。
順目と逆目は木表を鉋台下端にして下記の図のような木目の流れにします。鉋を引く時は理論的にこの方向が軽くなります。又、上面角が割れてとがった部分ができても、鉋を引く時手に刺さらないと教えられました。
口切線から木端に仕込み勾配を引く。八分勾配(刃口起点から水平に10移動し8垂直に上がる点を結ぶ勾配、ただ、鉋台への鉋刃先の食い込みを考慮し若干勾配を立てる。
刃を仕込み勾配線に当て刃厚の勾配線を木端に引く。
鉋刃の厚線を目印に鉋台下端に刃厚線を引く。
下端の二本の線が口をあける広さになる。(刃厚線は目安)
木端返しと鏡の勾配を引く。(木端返しの線は口切り線から始める、つまり刃口ゼロのつもりで。)
裏金の巾、鉋刃の先の巾を毛引きを木端にあて、両側から割り振り、口切り線から、刃厚線の間にかける。
赤い線は、裏金の巾を現す線です、角鑿はこの幅に開けます。この外側に、鉋巾の毛引きがかけてあり、まぎらわしく、鑿を入れる位置を失敗しないよう入れるための目印です。
鉋台上端に木端の線を移す。左から鏡の上端線、仕込み勾配線、刃厚線です。
下端と同様、毛引きで、裏金の幅を鏡の上端線から、仕込み勾配線の間に木端に毛引きを当て引きます。(この時、巾は幾分下より広めにします。裏金を鉋台に締めこむ時、上に巾の余裕がないと、左右の締め込み調整ができません。)
下端と同様、仕込み勾配線から、鉋刃厚線まで毛引きを掛けます。この時、鉋刃のかえ先の巾よりやや余裕を持ち広めにします。(片方で、0.5ミリほど)裏金同様片出の調整ができるようにです。
これで加工のための鉋台ケガキができました。
大工道具の曼陀羅屋について
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店主は建具職人歴12年、その後独立して無垢の家具製作と大工道具の販売の二束のワラジを履いて25年以上になります。
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