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表馴染み最終段階
表馴染みも最終段階に入ると鑿の加減が微妙になってきます、鑿一差しで甘くなる事もあれば片出が直らなくなる事もあります。
甘くならないようヤスリで削るやり方もありますが、私が習った台打ち師の方はヤスリを使う事はありませんでした。
私が使っているのは次の画像のものです。
とろろ昆布のように屑が出てきますので最終段階の微調整に最適です。
鉋台の溝の中は短くなった追い入れ鑿が使い良いです。
刃の表に付いた油が台の表馴染み部分に付きその部分を少しづつ削っていきます。
鑿で差すより微妙に取れていくので甘くなりにくいです。
鑿の刃の角度は45度ぐらいです。
同じような物は曼陀羅屋の鉋の調整関連品のコーナーに「表馴染みスクレーパー」として販売しています。
油を使わず、鉛筆で黒く塗って表馴染みをつけていく方法もありますが、仕込が終わるころには、白い鉋台が黒くなってしまい見栄えが悪くなります。
画像のように短くなっていないと押さえ溝の中も一緒に削る事ができません。
大工道具の曼陀羅屋について
下記のご購入案内には、
注文方法、所在地、連絡先
などが記載されています。
店主は建具職人歴12年、その後独立して無垢の家具製作と大工道具の販売の二束のワラジを履いて25年以上になります。
実店舗を持ち、実際のご来店の方には商品を手に取って頂きお買い物ができるようしています。
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