圭三郎氏が所有する鋼の中でも希少な鋼の青紙ハイパー鋼を使った鉋で、青紙スーパーと違うが同じように強靭な鋼。
デザインは山頭型に桜と共に日本をイメージする菊の刻印が入っています。裏透きは黒に綾目模様に仕上げた凝った作り。

青紙スーパーは青紙1号に炭素量を増やし、モリブデン、バナジームを増やした鋼。
ただし、炭素量が上がると鋼のキメが粗くなりやすいので、その点を改善した鋼が青紙ハイパー鋼。
青紙スーパーと遜色ない力強さを持った強靭な鋼で、鋼の量を少なく希少な鋼。作る鍛冶屋にとっても完成度が上がる鉋になる。「青ハイパーは青スーパーとは似ているが違うものである」、という事は強調したいそうです。
上記の言葉は圭三郎氏からの言葉で一言でいうなら、持久力の青スーパー、粘り強さときめ細かさの青ハイパーという印象だそうです。
この鉋に使用されている鋼の正式名称は、日立金属、新特殊Y鋼、エレクトラスラグ再溶解鋼です。
東郷0号を元に成分を調整し耐摩耗性を発揮するように調整された鋼で、それを圭三郎氏が青紙ハイパーと読んでいます。
菊の刻印については皇室の象徴であり、花弁の数によってはコンプライアンス的に使用できません。
この刻印は8枚、裏金の刻印は11枚でコンプライアンスを遵守しており、刻印のメーカーからも何ら問題ないとの事です。
又、この鋼は碓氷健吾氏の晩年の作の鉋の「無限乃愛」「千寿翁、萬寿翁」(萬寿翁に使用)使用されています。




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