鉋の備品
鉋の備品コーナーには、鉋本体以外で交換する部分が必要になった時や、鉋を保管する時の袋を掲載。
大工道具の中でも関連商品が多くあり、保管する場合や、交換お裏金などを掲載しています。
鉋を鉋の台を打ち換える時に必要な粗材も在庫しています。
鉋裏金
- 裏金、押さえ金とも言いい逆目を止めるための機能を持っています。
- 台の打ち代えや、刃のみを手に入れた時、ベタ裏になって鉋刃の裏と密着しない時にお買い求め下さい
- 寸四〜寸八まで各サイズそろっています。又、2寸や小さい小鉋用もございますので、お問い合わせください
- 全て鍛冶屋の手作りです、若干の厚み寸法などバラつきがあります。
(かんなうらがね、くろうら)中級価格の鉋まで使われている裏金で、耳が曲げやすい厚みで締め具合の調整がしやすい作りになっています。全体が黒仕上げで玄人好みの作り。
- 寸4用 2700円 入荷待
- 寸6用 2750円 在庫有
- 寸8用 2900円 在庫有
(ひらみみうらがね)最近の高級な鉋には共裏と呼ばれるその鉋専用の裏金が付いていますが、それと同じような作りので、上面の耳部分の叩き曲げが無く、とても良く出来ています
- 寸4 6250円 入荷待
- 寸6 7450円 入荷待
- 寸8 7800円 入荷待
小鉋に使う裏金です、台の裏金が差し込んである部分の幅を測ってご注文下さい、実寸を表記しています。差し込んだ時に幅に1mmほど余裕があるあると使いやすい。地金と鋼を鍛接した作り、小さくても寸8サイズと同じような手間数での作り。手作りですので、0.5mmほど幅が違う場合があります。
- 30mm 2800円 在庫有
- 31.5mm 2800円 在庫有
- 36.5mm 2950円 在庫有
- 47.5mm 3600円 在庫有
圭三郎平耳鉋裏金 販売済
鉋袋
- 愛用の鉋を入れる保管用の袋です。和風の伝統的な粋な図柄が鉋とマッチします。
- ビニールレザー地に木綿の図柄が縫い合わせてあります。
- 道具箱や道具袋の中で他の工具で傷が付かないように愛用のものを入れておきましょう。また、台の傷つきも防げます。
紺色に古典的な青海波(せいがいは)の模様を連続的に描いた古典的な日本の図柄です。
紺色にトンボが群れ飛ぶ様子を描いた古典的な図柄で勝虫として武将も好んだ図柄。
濃紺に白の線で麻ノ葉(あさのは)模様のパターンが描かれています。
(にじゅうさしこ)厚手の丈夫な刺し子を使った鉋袋二重刺子は黒と白のカラーバリエーションがあります、お好みでお選びください。ポケットは関連の小物の収納にも役立ちます
鉋掘台、他
- 掘り台はよく乾燥した柾目台を在庫しています。
- 又、一枚台として使えるようにコッパ返しが仕込み勾配と同じになっています。
白樫で完全乾燥、木目の良い台をご用意しています。隅々まで丁寧に正確に作られています。
普通の長さ (9寸5分)
- 寸4 6300円 在庫有
- 寸6 6400円 入荷待
- 寸8 6400円 在庫有
長台普通口擦付 (1尺3寸)
- 寸4 7500円 在庫有
- 寸6 7500円 在庫有
- 寸8 7500円 在庫有
羽根虫は鉋削りの時に材料を置く削り台の手元側に打ち込んで、材料の滑り止めとして使います。
- 片羽根虫 1200円 在庫有
- 両羽根虫 850円 在庫有
鉋を上手に使うために。
鉋台の打ち変えの要点
ふるい鉋刃を新しい台に(既製品)据えるときの注意点は 、鉋刃は片砥ぎを直します。片砥ぎになった刃を台に入れると片出しているのと勘違いをして、片方ばかり表馴染みを削りすぎて緩くなります。これが一番大事だと思います。気づいた時には遅いのです。
- 裏押し、刃の耳落としも行っておきます。押さえ棒が入っている場合は、裏金がきつくならないか見ます。緩い場合は、耳を立てます。
- 幅がきつい場合は、台のおさえ溝の中を鑿で突いて調整しておきます。表馴染みが硬いのと勘違いしないためです。
- 刃が極端に短くなければ、台頭を薄くしないでも良いと思います。弱くなったり狂いやすくなったりしますから、使ってみて支障があればその時でよいのではと思います。
- 短い鉋刃は切れるのだからよく使ったために短くなったのですから、台を入れ替え研ぎ上げると良く切れると思いますよ。
油台について
- サラダオイル50パーセント、スピンドル油50パーセントを混ぜた物(スピンドル油だけでもOKです。)椿油なども可(価格が高いです)
- まず、鉋台がすっぽり入り上が縛る事の出来る厚手のビニール袋を用意します。中にを入れ台を縦て置きます。気泡がコグチから出てきますので、出てこなくなれば完全に染み込んだ事になります。週間ほど漬け込めば完全な油台になります。
- 又、台下端の刃口にテープを貼って、鉋の屑溜まりに油を注いで溜めておきますと、コグチから染み出てくるようになりますが、ビニール袋に入れて行う方法が完璧です。ただ、いつの間にか、テープの剥がれて染み出し、作業台などを汚す事が多々あります。
- 油を使う量は、鉋の屑溜まりに溜める方が少なくてすみます。スピンドル油は高い物ではありません、ガソリンスタンドなどで手に入ります。
- 覚えていて頂きたいのが、油により口埋めなどの時に接着剤が効かなくなりますので、そのリスクはあります。油台にしたあと最初は少し染み出ますので落ち着くまでは、ウエスなどで拭かなければなりません。
- 長時間の鉋掛けの作業で油台の油が手に染み込み、加工材を汚すこともあります。
- 私の経験上、油台にしても台は動きますし10年以上乾燥した台を油台にしても、作業場の風の通り道に置けば季節によっては割れる事もあります。
白樫鉋粗材 販売済