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刃の出し加減
一般的な鉋なら下端から刃口の方を見ると微妙に刃ので加減が分かるのですが、立鉋は削る量が少ないため、同じように見ても刃の出し加減はみえません。
立鉋(台直し鉋)の場合は削ってみてその削れ加減で、刃の出方と左右の刃の傾きと出方の調整を見ます。慣れれば下端を覗かずとも屑の出方で分かります。
また、削る時に聞こえてくる鉋台を削る音からも、刃の状態を察する事ができます。
目で見て刃の調整を確認
- 刃は少し中高に研ぎますので画像のように屑溜まりの中央から鉋屑が湧き出れば,、刃がきちんと調整されていることになります。
- 立鉋(台直し鉋)を裏返して見なくとも、真上から出方の状況が分かります。
- もしも偏って刃が出ていれば、左右どちらか刃の出方が多い方の真上に屑が上がってきます。削り始めの時にその状態が分かります。
音で出し加減を確認
- 台直し鉋の刃が出過ぎていれば下記の画像のように表面が小刻みに波打ったり、毛羽立ちが大きく起こります。この時は削る音がガス、ガス、ガスと音が出ます。
- 多く削り過ぎると、全体を削り減らしてやり直す場合もあり、二度手間となります、直し始めたら早いうちに調子を合わせましょう。
- 出し加減が悪いと、表面に規則的な傷が連続して入ります。
仕上がった状態
- 調整が上手く出来ていて程よく刃が出ていれば音はサック、サック、サックとリズミカルな音が聞こえます。
- その時は下端には毛羽立ちはほぼ起こらないくらいです。
- 仕上がった状態も滑らかになります。
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