立鉋(台直し鉋)は鉋台下端調整用として必ず必要。
鉋削り作業をする時は下端定規と共に必ずそばに置き、調子が悪かったら直ぐに確認して立鉋で直します。
立鉋の商品には若干の仕様の違いはありますが仕上がり効率を左右すしませんのでお好みでお選びください。
刃の幅は標準的な、48mm、42mmをご用意しています。もっと巾の広い立鉋もありますが逆にその台直しが大変になります。
一番下に立鉋台直し鉋を上手に使うための、調整の仕方や、仕込み方を掲載。
ぜんしょう作、けずろうかいたいぷ、小森製の刃を使った削ろう会スペシャルと同じ作り、大きく面取りがされて削り際が見やすい
立鉋は削る量が少ないため、下端から見ても刃の出し加減はほぼみえません。削ってみてその削れ加減で刃の出方、左右の刃の出の調整を見ます。
ガス、ガス、ガスと音が出るようでは出し過ぎです、サック、サック、サックとリズミカルな音が出るくらいです。
刃の抜き方は普通の鉋とは違います、刃の刺さった方向と同じ方向に台の部分を叩きその反作用を使って抜きます。
いくら台のコグチを叩いても抜けません、台を痛めるだけです。画像で二つの方法をご紹介しています。
削ろう会タイプ立鉋は別として、刃口付近の大事な部分は削っているとどこを削っているか分かりません。
定規を使って削っていけないところはカバーしましょう、定規があれば安心。
台直しは私はガラスサンドぺーぱーを貼った上でで立鉋を数往復して、あとは鑿を立ててスクレイパーのようにして間を軽く透き取るだけ、意外と直しは簡単です。
注意点はサンドペーパーの粒子が台下端に刺さっている場合があり刃を痛めます。
上記で立鉋自体の仕立てなどについて説明しましたが、実際どんな手順で台直しを進めるかを説明します。緑の線や点線は下端定規を当てる方向です。
横擦台直し鉋は修正が多い時、スピーディーに下端を直したい時に横擦りを使います。プロの台屋も使用する台直鉋。一般的な鉋で作り変えられます。
逆目は起きませんので刃口は屑が詰まらない程度広めに切って問題ありません。
狭く切りすぎると詰まる原因になります、仕込みの時はコッパ返しは普通の鉋と違い逆勾配に切りますます。
長台と同じ4点付きにしますが透き取りは極力少なくします。
直す鉋の巾10センチほどで台の長手方向に往復して削るのです、立鉋の透き取り部分が多いと理論的にもグラグラしやすいのです。
立鉋の下端刃先の角まで大きく面取りするか角まで段欠きします。
面の大きさは、鉋刃の切削巾ギリギリまでです。刃は、あらかじめ台の刃口巾より狭く耳を落としておきます。
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