曼陀羅屋TOP >
鉋の調整道具 >このページ
鉋表馴染みスクレイパー
鉋の表馴染みを削り、仕込みの硬さを調整する調整道具です。
鉋は表馴染みを削って仕込みの硬さを調整します、スクレイパーは鑿の様に多く削れたり少なく削れたりしません、一度の削る量はほぼ一定なのでスクレイパーは失敗し難いのです。最後の一削りを鑿で削り過ぎて失敗したと多々お聞きします。
このスクレイパーは仕込みの時に削り過ぎて緩くなってしまう方や仕込みの経験が無い方、仕込みが苦手な方にお勧め、鉋の仕込みの時にが緩くなることを防ぎます。一本持っていれば失敗し難くなりますし一生もの。
ハイススクレーパー、T型スクレイパーのどちらも、とろろ昆布のように微妙に削ります。
- グラインダーを持っている方はハイススクレイパー。
- グラインダーが無くて砥石で研ぐ片にはT型スクレイー。
新品の鉋はある程度は表馴染みは付けてありますので全体が当たるように少しづつ削ります。鉋の表に鉛筆を塗る方法もありますが汚ますので油を付けます
。
T型鉋表馴染みスクレイパーの価格
- T型の研ぎ方は通常の大工道具と同じです。
- 安来鋼白紙2号、幅3cmほど
- 一部の小鉋など溝が狭い場合は、両端の肩をグラインダーで削り減らしてください
- 表馴染みを削る時の様子はページ下にあります。
鉋表馴染用ハイススクレイパーの価格
- 鉋用の表馴染みを付けるスクレーパーで、材質がハイス鋼で作られています。
- 研ぎにはグラインダーが必要です、要する時間は一瞬です。研ぎ方はページ下にあります。
- 薄いので小鉋の狭い押さえ溝の中、包みの薄い部分も削れます。
お急ぎ電話注文
TEL 0956-46-0903 出ない時 080-5247-6198
長く使っていたスクレイパー
下記画像手前側は私が長く使っていたスクレイパーです、追入鑿のちびた1寸サイズの物の肩を削って、押さえ溝に入るように使っていました。スクレイパー専用にしていますので刃先角度は鈍角に研ぎ上げています。T型スクレイパーはこの鑿を元に作った物です。
T型表馴染みスクレイパーで表馴染みを削る
- 押さえ溝に入るように短く作っています、頻繁に使う物ではありませんし溝に入る事を考えると、このくらいの刃の長さで丁度良いです。
- 幅が広いと溝の中の際を削る時に片方が突っ張って上手く削れませんので幅は30mmほどです。
- 溝の中も一緒に表馴染みを付けなければ調子がでません、溝の中も一緒に表馴染みを付けられるように長さが極端に短くなっています。
- 削ろう会、犬山大会では、好評で後日注文を沢山頂きました。
- 削る時は、押さえ棒を抜いてから作業をしてください。
- 右手で下に軽く押さえて、左手の親指で押し出して削ります。
- 研ぎ方は鑿と同じ研ぎ方です。
ハイススクレイパーの研ぎ方
- グラインダーを使って研ぎます。ハイス鋼ですので極端な当て方をしなければ焼きが戻る事はありません。
- 直角に当てて削りバリを下側に作ります、裏返して同じようにバリを作り両面が使えます。そのまま鉋の表馴染みに鑿を差すように押し付て削ります、とろろ昆布のような屑がでればOKです。
- 直ぐに切れなくはなりません、切れ無くなれば再度研ぎますがハイスは硬いので砥石では研げません。
- 自由角面鉋などの下端に真鍮が貼ってありますが、この鉋用ハイススクレイパーで削る事が可能です、この場合は、木と違い切れ味はそう長くは持ちませんが良く削れます。
- ↓使う様子は、手柴流鉋仕込仕込編にも収録されています。
- 手柴流鉋仕込−仕込編
自分は、鉋の表馴染みに使用したり玄能の柄の平面の部分の仕上げなどに使用します。
関連商品
使用の時合わせてお使い下さい
金床
鉋刃の裏の叩き出しに使用 や、裏金の耳の曲げ、大工道具全体の調整に使用。安価ですので早めに備えましょう。
ウラ研器
金盤での裏押しの時刃を固定す。木の棒よりも安定して固定しますので、裏押しに集中できます。
ヒッター
鉋裏切れ時の叩き出し専用の工具、乱れやすい玄翁での叩きだしを直線的にサポート、刃を割り難くなります。
大工道具の曼陀羅屋について
- 下記のご購入案内には、注文方法、所在地、連絡先などが記載されています。
- 店主は建具職人歴12年、その後独立して無垢の家具製作と大工道具の販売の二束のワラジを履いて25年以上になります。
- 実店舗を持ち、実際のご来店の方には商品を手に取って頂きお買い物ができるようしています。
Copyright (C)1999〜 大工道具の曼陀羅屋
All rights Reserved