柄が完成したら玄能本体に柄を打ち込む準備をします、柄はヒツ(穴)よりやや大きく完成しているので、このまま入れるときつい分だけ柄がめくれて入って行き、せっかく大きく作ってきつく入るはずの柄も緩く入ってしまいます。
そこでヒツの角にヤスリで面を削り出し、柄が入る時に面の部分で木殺しされながら入るようにします。
面は45度ではなく四方とも45度よりも立った急角度に削ると、めくれずに絞り込まれて入るようにヤスリがけをします。
側面の面取りの角度は一般的な玄能の面取り角度と同じように45度より立てた角度で削ります。
舎(やまきち)の場合は打面の方が大きく重いので、柄の打ち込みの際、重い側が先に入って行く現象が起きて、玄能がお辞儀をするように見えます。
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