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鉋調整ガラス板
ガラスとサンドペーパーは立鉋を使わずに下端を調整するための道具です。立鉋ほどシビアな調整はできませんが、実用範囲で鉋を使うための調整は充分できます。ガラス板とサンドペーパーの販売ページ。
立鉋を持たない方、実用範囲で使えれば良いとお考えの方にお勧め。本職の方、鉋を上手に使いたい方、シビアに調整をする方は立鉋をお勧めします。
- ガラスのサイズは4種、用途や好みでお選びください。
- 厚さは10ミリで上から押さえても歪まない厚みです。
- 怪我をしないように角は面取り処理しています。
- 信頼の日本製です、輸入品には歪のある物も見られます。
一般的なサイズの鉋用
鉋調整ガラス板の価格
- 50×12cm 4200円 在庫有
- 36×12cm 3700円 在庫有
立鉋の4点付の微妙な調整に。又、焼結ダイヤモンド砥石の面直しに。
立鉋を直す時は、書道で筆を動かすぐらいのスピードで数回前後させます。
あとは、刃口と台頭、台尻の間を鑿を立てて透き取り、4点付きを作ります。
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ガラスを使った鉋の下端調整
注意点
- サンドペーパー貼り替えた時、研磨粒子が脱落し鉋下端に残り、削る時に刃先欠けを起こす事が有ります。
- これを回避するには、使い初めに貼つったサンドぺーを木辺で擦って、浮いている粒子を取り去ります。
- エアダスターをお持ちの方はダスターで吹き飛ばしてください。
- ガラスを使った下端調整は、上記のようなリスクがあります。早めに立鉋をご購入下さい。
鉋台下のふくらみ
- まず、下端の刃口から上の下画像の赤い線のように膨らんでいないか確認しておきます。
鉋台屋さんによってはこの部分が鉋の刃に押されて赤い線のように膨らんでいる場合があります。
- 台屋さんによっては前もって削り落としてある場合もあります。定規を当ててどのようになっているか確認しましょう。
- 膨らんでいる時は、ガラスに置いたらグラグラしてしまいます。鉋刃によるふくらみがある場合は先にここをとる必要があります。
- 方法は画像-4のように、膨らんでいる部分をサンドペーパーの上に乗せて、前後に動かして脹れが取れるまで擦り取ります。
- こうしておかないと、次の段階でねじれの具合が分からないのです。ふくらがない場合は次に移ります。
ねじれの確認
- ガラスの上に鉋を置いてねじれをみてみます。片方の手で刃口の上辺りを押さえて、もう一方の手で、台尻の右側と左側を人差し指で叩いてみます。
- 浮いた方は軽い音がして、当たっている方は硬い音がしますので、どんな風に鉋台がねじれているかが分かると思います。
- 同じような音が出るならばねじれは無い、もしくはほとんど無いと考えられます。
- 薄いガラスは、下の台のねじれや反りの影響を受けて平面を維持できていません。
ガラスはねじれの起こらない10ミリ厚みがベストです。
- サンドペーパーは左から190oあたりに貼ります。
ねじれをを取る
- ねじれをを取るために当たっている方をサンドペーパーの上に乗せて擦ってみます。
長く何度も擦らずに、何度か擦っては、画像-1に戻し、ねじれを調べます。
下端定規を使って確認することも実際の隙間分かり有効です。
- 鉋を動かす方向は基本的にペーパーが貼ってある方向、つまり、画像で言うと、上下方向に動かします。
- 刃口と台尻の間、又は、刃の直ぐ下の部分が当たってグラグラするようなら、下の段の画像-3や、画像-4のように、サンドペーパーをまたいで、グラグラする部分を前後に擦って取ってください。
- 隙間ができるぐらいに擦るとねじれが直っているか分かると思います。
刃口から上を透き取り
- 次は刃口から上を透き取りますが、刃口から下をガラスの左の広い余白の部分に逃がして擦ります。
- サンドペーパーの上を押さえますと、ペーパーの厚み以上に擦れてしまい意味がありませんので、左の逃がした部分の上、つまり鉋台の刃口より下だけを両手で押さえて擦りましょう。
刃口と台尻の間の透き取り
- 次は、刃口と台尻の間を透き取ります。
- 漉き取りたくない部分、つまり鉋の刃が出る刃口の線と台尻の線はサンドペーパーの貼っていない部分に逃がしますので、最大でペーパーの厚み分しか削れません。
- 少しずつずらせば、ゆるいRを描くように透き取れて鉋台の下端の形になっていきます。
最後の仕上げ
- 最後の仕上げとして軽く前後に擦って微妙なねじれや、刃口の直線や、台尻の直線を作り出します。
- もし精度が出ないならば、画像3から画像5の工程を繰り返してみます、ほぼ精度は出ているはずですので、軽く擦る事を繰り返します。
- 削る量はできるだけ少なく、そちて、刃口ができるだけ削れないように工夫してください。刃口が広がる事を最小限に抑え、鉋の刃の仕込みが甘くなるのを抑えるためです。
- サンドペーパーに直角に当てて削ることが95パーセント、最後の仕上げの時のサンドペーパーの縦方向に沿って削る事が5パーセントです。削りすぎるとせっかく作った裏透きが減ってしまいます。
- この工程では、絶対に円を描きません。
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使用の時合わせてお使い下さい
金床
鉋刃の裏の叩き出しに使用 や、裏金の耳の曲げ、大工道具全体の調整に使用。安価ですので早めに備えましょう。
ウラ研器
金盤での裏押しの時刃を固定す。木の棒よりも安定して固定しますので、裏押しに集中できます。
ヒッター
鉋裏切れ時の叩き出し専用の工具、乱れやすい玄翁での叩きだしを直線的にサポート、刃を割り難くなります。

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