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正行作、いぶし仕上鋼付一文字玄能
一文字の形は丸断面の正面に平面を作った形をしている玄能で、木目模様は木の板目に現れる波打つような年輪に似ています。
使われる木目の鋼材には最初から波打つような合わせ方はされておらず、積層の地金部分を波打つような模様が出るように叩かれて現れる模様です。
積層部分のイブシ仕上げと、両端の鋼部分では仕上げ方の違いで光方にコントラストが出ている玄能です。
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重さの選択
- (60〜80匁) 小さめの釘打ち、軽度な鑿の作業、鉋の刃の出し入れなど。
- (100〜120匁)大工職の造作、木工では加工から組み立て全般的にも使えます。
- (150匁以上)大工職の刻みや垂木釘以上の釘打ちなど。
- (10~50匁)専門職が使う場合が多くなり、軽い玄能は打面も小いので手首から先で振る。竿毛引きの竿の出し入れなど微調整にも使用。
- 家具の組み立て 120匁の玄能を使用して導突が密着しない場合、ホゾの底付や硬すぎなど他の原因があります。木工職ではこれ以上はあまり使用しません。
- 50匁より軽い玄能 専門的な使い方をする方が選んだりされます。
- 上記は代表的な例で、個人の好みで重さの選択は変更下さい。
- 匁→約3.75g
匁(もんめ)、グラム変換表
20匁=75g |
30匁=115g |
40匁=150g |
50匁=185g |
60匁=225g |
80匁=300g |
100匁=375g |
120匁=450g |
150匁=570g |
180匁=675g |
200匁=750g |
空欄 |
玄能の管理
管理、柄の入れ方、緩みは大工道具の玄能のページ一番下をご覧く下さい。無理な使用は破損原因になります。
- 全鋼でも鋼付きでも必ずサイズに合った使い方をしてください。
- バールやコンクリート釘など硬いものを叩くと欠けたりする場合があります。
- 玄能の形状によっては、中心に当たらない場合、無理な使用は欠けたり折れる事もあります。
- どんな名工が作っても起こりますのでご注意下さい。
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