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正行作、火造仕上玄能
火造玄能とは炉で熱した鋼材をエアーハンマーで大まかに形を決めた後、再び炉に入れ加熱した後に槌を使い成型を終わらせ形作る玄能です。
グラインダーやヤスリで修正しないので修正ができず逆に手間がかかる品。
火造玄能の肌は成型した槌目が残りますし焼き色もまだらで荒々しさと力強さを感じる玄能です。
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火造玄能の各部
四角断面
- 断面は四角で下側は平面、上面は気殺し面です。全体的にはいびつな作りである程度の四角ですが、打面は直線の通った四角に仕上げられています、この部分も鎚による仕上げです。
- 打面は他の品と異なりヤスリ目が深めに直線に入れられています。
ヒツと作切り
- 荒々しい表面仕上げでもヒツ穴の角はしっかりと中心に出ていますので、叩いた力が玄能に正確に伝わる利きの良い作り。
- 作切りはこの品の場合、刻印がいつもより深く刻まれています、これも火造仕上げを意識した入れ方でしょう。
- 表面の色は一つ一つ違うマダラな色合いです。
重さの選択
- (60〜80匁) 小さめの釘打ち、軽度な鑿の作業、鉋の刃の出し入れなど。
- (100〜120匁)大工職の造作、木工では加工から組み立て全般的にも使えます。
- (150匁以上)大工職の刻みや垂木釘以上の釘打ちなど。
- (10~50匁)専門職が使う場合が多くなり、軽い玄能は打面も小いので手首から先で振る。竿毛引きの竿の出し入れなど微調整にも使用。
- 家具の組み立て 120匁の玄能を使用して導突が密着しない場合、ホゾの底付や硬すぎなど他の原因があります。木工職ではこれ以上はあまり使用しません。
- 50匁より軽い玄能 専門的な使い方をする方が選んだりされます。
- 上記は代表的な例で、個人の好みで重さの選択は変更下さい。
- 匁→約3.75g
匁(もんめ)、グラム変換表
20匁=75g |
30匁=115g |
40匁=150g |
50匁=185g |
60匁=225g |
80匁=300g |
100匁=375g |
120匁=450g |
150匁=570g |
180匁=675g |
200匁=750g |
空欄 |
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