青紙の粘り強さとスウェーデン鋼の質の高さが備わった万能向きの鉋で丁寧な作りとお客様からの評価でも分かるすばらしい切れ味。
知り合いの鍛冶屋さんにこの鋼材の話をすると、「その鋼材知っていますよ、いい鋼ですね」などと業界では知っている人も多い鋼材です。
この鉋の台入れをお願いしている台屋さんが、この鋼をスウェーデンイには注した鍛冶屋はこれを使って名を上げたと話されていました。
直ぐ使いは時間が無い方、仕込みの手本にしたい方に好評。注文時に直ぐ使い希望とご記入ください。 → 直ぐ使い鉋
芳楽作火神の価格
長台(+3500円 )長さ39.5cm
スウェーデン鋼と言えば炭素鋼が一般的ですが、このスウェーデン鋼の鉋は日立金属の青紙1号(特殊鋼)に似た元素配合で作られた鋼を使っています。
ある鉋鍛冶屋さんがスウェーデンに研修に行った際、製鉄所に依頼してスウェーデンの鉄鉱石から作られた銑鉄の状態で保管してあった鉄を使って鋼を作ってもらったそうで、その鋼材を使った品です。
全体を槌で叩き、その部分を磨き出したデザインで銀と黒のコントラストが綺麗。
削りにくいと言われる杉のシラタを私が削っているところで、この火神を使い柾目部分を引いています。
杉のシラタは柔らかくなかなか艶が上がらないと言われますが、左側の画像でもわかるように鉋屑に艶があり光っているのが分かると思います。これだけ屑が光っていれば杉のシラタも艶が上がっています。
もちろん、砥石の選択や、研ぎ方にもよりますが、それだけ鋭い刃がつく鉋だと言う事です。他の芳楽作の品でも同じようにシラタは艶が上がります。
鋭い刃が付きますので薄削りにも向きます、平成22年秋の削ろう会、広島県廿日市大会では6ミクロンだされた方もおられます。
この板は硬く粘りのあるブビンガの板です、腰を入れて引かないと削れない硬さがあります。
硬い木ですが火神なら引き通し削る事ができます、夏の暑い中での鉋での作業ですので、額にバンダナを巻いています。ブビンガはどちらから鉋を引いても逆目が起ります、裏金の締め込みはかなり微妙になってきます。締めすぎると引けなくなりますし、締め込みが緩いと逆目が止まりません。
他の柔らかめの木材で試し削りをし、上の画像のように削り屑の先が小さく丸まり、後は真っ直ぐ出てくるように鉋刃の出し加減と裏金の締め込みを調整してから削りましょう。
柔らかい木、硬い木も削れる火神をご愛用されてはいかがでしょう。
使用の時合わせてお使い下さい
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